この記事は
アイラ島蒸留所巡り(1)の続きです。
ラフロイグに到着するとラモントは「次は15時半に迎えに来るから!」と言ってまた本来の予約客の元へ戻っていきました

緩やかな坂を下りラフロイグ蒸留所に近づくと、強烈なウィスキーの香りが辺り一面に漂ってきます。

「ラフロイグ」とはゲール語で「広い湾のそばの美しい窪地」という意味。そうか、ここの事か〜と感慨深げに景色を眺め、ビジターセンターに向かいました。
ボウモアの街のインフォメーションセンターでツアーの予約をしてもらっておいたので、名前を告げたらすぐにわかってもらえました。続々と世界中のウィスキー好きが集まり、ツアースタートです。

まずはフロアモルティング。ここで大麦を発芽させ、麦芽を作ります。

そして、ピート(泥炭)で麦芽を乾燥させます。この工程により、スコッチ独自のスモーキーフレーバーがプラスされます。

次にマッシュタンと呼ばれる大きな器に粉砕した麦芽を入れて糖液を抽出します。

そして、イースト菌を加えて発酵。プクプクとなっているの、見えますか?

発酵途中の液体を飲ませてくれました。少しだけシュワっとします。隣に居た女性が「気が抜けたビールみたい。」と。うんうん、そんな感じ。

次はポットスチルで蒸留です。

2回目の蒸留の際に、熟練職人がこのスピリットセーフを切り替え、中間部分のみが熟成にまわされます。

そして最後は樽で熟成です。こうして長い長い年月を経ておいしいウイスキーになるのですねー


ビジターセンターに戻ったらお待ちかねの試飲です。うん、おいし〜

メールアドレスを登録したらカスクのミニボトルをプレゼントしてくれました


外に出てしばらくするとラモントが迎えに来てくれ、次はラガヴーリンです。本当はこの日、ラガヴーリンの15:45からの最終ツアーは無い予定だったのですが、ラモントが電話でお願いしておいてくれたお陰で特別に案内してもらえました


ラガヴーリンで印象的だったのは、ピートが溶け込んだ茶色い水です。ホテルのお風呂やトイレが透明な水でちょっぴりガッカリしたのですが、ここで見られてよかったです。

ラガヴーリンでもラフロイグと同じ様にひと通りの工程を見せてもらい、試飲ではダブルマチュアードを飲ませてもらいました


そして次はアードベッグのツアー・・・と行きたい所だったのですが時間が無く、ショップでのお買い物と写真撮影のみでタクシーに戻る事に


ホテルに戻る途中「ピートの採掘場を通るなら見たい!」と言ったら、ラモントがここだよーとタクシーを止めてくれました。道端にこんな感じで並んでいるなんてビックリですね。

そしてロッホサイドホテルに到着

翌日のフェリー乗り場への送りもお願いしようと思ったら「明日は友人の結婚式だからバス使ってね!」と言われてしまいましたが、ラモントにはとってもお世話になって感謝感謝です


宿泊したのは窓から海が見える可愛らしいお部屋でした。1泊朝食付きで55ポンドです。

少し休んでから夕食を食べにハーバーインに出掛けました

お目当てはカキのボウモア掛け。これ、やってみたかったんです

カキのエキスとボウモアが混ざって不思議なお味〜。

メインのサーモンのグリルは超厚切りで驚きましたが、きちんと平らげましたよ


お腹がいっぱいになったら、ロッホサイド・ホテルのバーへ

バックバーはアイラの各蒸留所毎に区切られていて、アイラのお酒なら何でもあるって感じです。

おいしいウィスキーをたっぷり頂き、この日は眠りにつきました

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